『Back In The U.S.S.R.』The Beatles 歌詞和訳|『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』ビートルズ

今回は、Beatles(ビートルズ)の

  • Back In The U.S.S.R.(バック・イン・ザ・U.S.S.R.)

の歌詞を和訳したいと思います。

タイトルは

  • ソ連に帰って来た

という意味(U.S.S.Rは「ソビエト社会主義共和国連邦」の略)になります。

この曲が発表された当時(1968年)共産主義国家ではロック音楽は良いものとされていませんでした。

ビートルズのレコード盤も販売を禁止されていたそうです。

(が、若者はこっそり聞いていて熱狂してたとか…)

目次

Beatles(ビートルズ)とは?

Beatles(ビートルズ)とは、イギリス・リヴァプール出身のロックバンド。ジョン・レノンがバンド「クオリーメン」を1957年に結成したのが始まり。

1960年に「ザ・ビートルズ」と改名、1962年にレコードデビュー。1970年に解散した。

デビュー直前のドラマー交代以後、基本編成として

  • ジョン・レノン(リズムギター)
  • ポール・マッカートニー(ベース)
  • ジョージ・ハリソン(リードギター)
  • リンゴ・スター(ドラムス)

という4人で活動を行った。

オリジナル曲は、すべてメンバーが作詞作曲を務めている。

リード・ボーカルは基本的に作詞作曲した者が担当しており、こちらに一覧がある。

全213曲中144曲(全体の約68%)は「レノン=マッカートニー」共同クレジット曲。

共作もしくは、どちらかのみが作詞・作曲をしても「レノン=マッカートニー」名義を使っている。

Back In The U.S.S.R.(バック・イン・ザ・U.S.S.R.)という曲

Back In The U.S.S.R.(バック・イン・ザ・U.S.S.R.)は、1968年に発表されたビートルズのアルバム『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』のオープニング曲として収録されている。

レノン=マッカートニー名義の作品だが、主にポール・マッカートニーが作った楽曲。

ポール・マッカートニーの厳しい指摘に、リンゴ・スターが激怒してスタジオを飛び出した曲としても知られている。

よってこの曲では、ポール・マッカートニーが代わりにドラムスを担当している。

タイトルは、チャック・ベリーの「バック・イン・ザ・USA」のパロディーである。

サビの歌詞などは、ザ・ビーチ・ボーイズ「カリフォルニア・ガールズ」のパロディーでもある。

Back In The U.S.S.R.(バック・イン・ザ・U.S.S.R.)の歌詞

Flew in from Miami Beach BOAC
Didn’t get to bed last night
Oh, the way the paper bag was on my knee
Man, I had a dreadful flight
I’m back in the USSR
You don’t know how lucky you are, boy
Back in the USSR, yeah

Been away so long I hardly knew the place
Gee, it’s good to be back home
Leave it till tomorrow to unpack my case
Honey disconnect the phone
I’m back in the USSR
You don’t know how lucky you are, boy
Back in the US
Back in the US
Back in the USSR

Well the Ukraine girls really knock me out
They leave the west behind
And Moscow girls make me sing and shout
That Georgia’s always on my my my my my my my my my mind
Oh, come on
Hu hey hu, hey, ah, yeah
Yeah, yeah, yeah
I’m back in the USSR
You don’t know how lucky you are, boys
Back in the USSR

Well the Ukraine girls really knock me out
They leave the west behind
And Moscow girls make me sing and shout
That Georgia’s always on my my my my my my my my my mind
Oh, show me round your snow peaked
Mountain way down south
Take me to your daddy’s farm
Let me hear your balalaika’s ringing out
Come and keep your comrade warm
I’m back in the USSR
Hey, you don’t know how lucky you are, boy
Back in the USSR
Oh, let me tell you honey

Back In The U.S.S.R.(バック・イン・ザ・U.S.S.R.)の歌詞和訳

マイアミ・ビーチから英国航空で到着だ

昨日の夜は眠れなかった

飛行機の中じゃ ゲロ袋を膝に乗せて

なんてこった 最悪なフライトさ

俺はソビエトに帰って来た

お前にはわからねぇさ どんなに幸せモンなのか

ソビエトに帰って来たんだ

長い間離れてたから 知らねぇ所ばっかりさ

いやぁ~ 故郷に帰るっていいモンだな

明日まで 荷物は解かずに放っておこうぜ

ハニー 電話も繋げないで

俺はソビエトに帰って来た

お前にはわからねぇさ どんなに幸せモンなのか

ソビエトに

ソビエトに

ソビエトに帰って来たんだ

ああ ウクライナの女の子達には本当クラクラしちまうぜ

西側にいる女の遥か先をゆくぜ

それからモスクワの女の子達が 俺に大声で歌わせるんだ

『我が心のジョージア』をな

さぁ いくぜ!

俺はソビエトに帰って来た

お前にはわからねぇさ どんなに幸せモンなのか

ソビエトに帰って来たんだ

ああ ウクライナの女の子達には本当クラクラしちまうぜ

西側にいる女の遥か先をゆくぜ

それからモスクワの女の子達が 俺に大声で歌わせるんだ

『我が心のジョージア』をな

さぁ いくぜ!

案内してくれ

南に連なる積雪の山を

父親の農場に俺を連れてってくれ

バラライカの音色を聞かせてほしい

さぁ 君の同志をあたためてくれよ

俺はソビエトに帰って来た

お前にはわからねぇさ どんなに幸せモンなのか

ソビエトに帰って来たんだ

ああ 教えてやるよ ハニー

そう 俺は帰って来たんだ ソビエトに

なあ ここにいるのは快適さ

そう 帰って来たんだ ソビエトにな

和訳のチェックポイント(単語・文法など)

以下、和訳のチェックポイントをまとめておく。

まず

Flew in from Miami Beach BOAC

マイアミ・ビーチから英国航空で到着だ

Didn’t get to bed last night

昨日の夜は眠れなかった

Oh, the way the paper bag was on my knee

飛行機の中じゃ ゲロ袋を膝に乗せて

Man, I had a dreadful flight

なんてこった 最悪なフライトさ

I’m back in the USSR

俺はソビエトに帰って来た

You don’t know how lucky you are, boy

お前にはわからねぇさ どんなに幸せモンなのか

Back in the USSR, yeah

ソビエトに帰って来たんだ

単語は

  • BOAC「英国海外航空」
  • get to bed「床に入る、寝る」
  • paper bag「紙袋(飛行機にあるゲロ袋)」
  • dreadful「恐ろしい、怖い」

である。

英国海外航空(BOAC)は、1939年から1974年までイギリスに存在した国営航空会社(現在はブリティッシュ・エアウェイズとなっている)

マイアミは、フロリダ州(アメリカの南東部)に位置するビーチリゾートであり、気候を含むあらゆる要素においてソ連とは対極をなす場ともいえる。

「USSR」は

  • ソビエト社会主義共和国連邦
  • Union of Soviet Socialist Republics

の略称である。

1922~1991年の間に存在したソビエト連邦共産党による一党制の社会主義国家。

ちなみに旧ソ連に属していた国は

  • アゼルバイジャン
  • アルメニア
  • ウクライナ
  • ウズベキスタン
  • エストニア
  • カザフスタン
  • キルギス
  • ジョージア(グルジア)
  • タジキスタン
  • トルクメニスタン
  • ベラルーシ
  • モルドバ
  • ラトビア
  • リトアニア
  • ロシア

の15か国になる。

Been away so long I hardly knew the place

長い間離れてたから 知らねぇ所ばっかりさ

Gee, it’s good to be back home

いやぁ~ 故郷に帰るっていいモンだな

Leave it till tomorrow to unpack my case

明日まで 荷物は解かずに放っておこうぜ

Honey disconnect the phone

ハニー 電話も繋げないで

単語は

  • hardly「ほとんど~ない」
  • gee「驚き・喜び・落胆などを表す間投詞」
  • leave「置いておく、残しておく」
  • till「~まで」
  • disconnect「~の電源を切る」

である。

Well the Ukraine girls really knock me out

ああ ウクライナの女の子達には本当クラクラしちまうぜ

They leave the west behind

西側にいる女の遥か先をゆくぜ

And Moscow girls make me sing and shout

それからモスクワの女の子達が 俺に大声で歌わせるんだ

That Georgia’s always on my my my my my my my my my mind

『我が心のジョージア』をな

Oh, come on

さぁ いくぜ!

単語は

  • Ukraine「ウクライナ(旧ソ連国)」
  • leave behind「~を(進歩などで)引き離す」
  • Moscow「モスクワ(旧ソ連&ロシアの首都)」
  • make 人 V’「人にV’させる」

である。

ウクライナは世界各国の中でも、美女が多い国として知られている。

「They leave the west behind」は「西側の女よりも可愛い」という意だが、西側(資本主義陣営)よりも東側(社会主義陣営)の方が先に進んでるといった自負も読み取れる。

  • Georgia’s always on my mind
  • =わが心のジョージア

は、ジャズのスタンダード・ナンバーの一つ。

この曲は、アメリカ南部にあるジョージア州の州歌であるが、同じ名前で旧ソ連の国の一つであた「ジョージア(Georgia)」に引っ掛けている。

※日本では、主に露名に由来する「グルジア」という呼び名だったが、2015年の改正を経てもともと英語圏で使用されていた外名の「Georgia(ジョージア)」と改められた。

Oh, show me round your snow peaked

案内してくれ

Mountain way down south

南に連なる積雪の山を

Take me to your daddy’s farm

父親の農場に俺を連れてってくれ

Let me hear your balalaika’s ringing out

バラライカの音色を聞かせてほしい

Come and keep your comrade warm

さぁ 君の同志をあたためてくれよ

単語は

  • show round「案内する」
  • snow peaked「雪を頂く山頂」
  • balalaika「ロシアの代表的な弦楽器の1つ」
  • comrade「同志」

である。

「Mountain way down south」は、地理的にコーカサス山脈を指す可能性が高い。

ソ連にはソフホーズ(国営農場)とコルホーズ(集団農場)という仕組みが存在し、農民は生産手段をプールして収穫を分配していたことで知られている。

私有地は一切存在していなかったことを考えると「your daddy’s farm」は一種の皮肉ともいえる。

バラライカは、ロシア楽器の一つ。

「comrade(同志)」は同じ思想を共有する仲間を指し、ソ連における「tovarisch(タヴァーリシチ)」と同義である。

もともとこの言葉は、ラテン語で「同じ部屋に住む人」という意味をもつ言葉だったという。

詳しくはこちらの記事が参考になる。

ここでいう「your comrade」は自分のことであり、ソ連に帰って来た同志である(この極寒の地に帰って来た)自分をあたたかく歓迎してくれ、というニュアンス。

和訳した感想

ということで、今回はBeatles(ビートルズ)の

  • Back In The U.S.S.R.(バック・イン・ザ・U.S.S.R.)

の歌詞を和訳しました。

ホワイトアルバムの冒頭を飾る曲ですが、これはいつ聞いてもテンションが上がるロック・ナンバーですよね。

2018年に新たに公開されたMVの映像も、非常にオシャレで必見です。

ソ連のニュース映像を利用したコラージュ構成で、当時の様子が伝わってくる内容かと思います。

こんな曲もおすすめ

『Back In The U.S.S.R.(バック・イン・ザ・U.S.S.R.)』が気に入ったという方には

などもおすすめです。

どちらもポールマッカートニーの遊び心が光るロックナンバーです。

ビートルズといえば『Let it be』や『Yesterday』といった名曲のイメージが先行するかもしれません。

が、実は今の若者が聞いても純粋にカッコいい、50年以上前の曲とは思えないクールな曲が多いのも特徴だと思います。

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