『シャンデリア』シーア 歌詞和訳|『Chandelier』Sia

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今回は、Sia(シーア)の大ヒット曲

  • Chandelier(シャンデリア)

を和訳します。

この曲は、Sia(シーア)自身が陥っていたアルコール依存症をテーマにしています。

1997年に渡英した先で当時の恋人を交通事故で失い、そのショックからアルコールと薬物にのめり込んでいったそうです。

公の場で歌うことを好まないシーアは

インターネットで自分のルックスが批評されるのはイヤ。ポップスターのためにたくさんのポップソングを作ってきたから彼らの多くと友達だけど、彼らの人生を見ていると自分はああはなりたくないと思う

SIAシーアが顔を隠す理由って?「恋人の死」や「依存症」に苦しみ自殺しようとした過去

とも語り、トレードマークのボブヘアーのウィッグを被って歌うスタイルを貫いています。

表に立たず、裏側に回ることを宣言した時期もあったようですが、彼女の才能がそれを許さなかったという感じですね。

例えば、この曲の制作背景についても

“I mean, ‘Chandelier’ took like four minutes to write the chords, then like 12-15 minutes to write the lyrics,”

つまりね、『シャンデリア』はコードを書くのに4分、それから歌詞を書くのに12~15分くらいかかったの

A Reluctant Star, Sia Deals With Fame On Her Own Terms

と驚くようなことを、あっさり語っています。

名曲ほどこういう逸話って多いですよね、夢に出てきたとか、閃いて数分で作ったとか。

ちなみに当時12歳のマディー・ジーグラーが踊りを務めるMVも、世界中で大きな話題となりました。

私も初めてこのMVを見た時は、それこそ雷に打たれたような衝撃を受けて、何度も繰り返しMVを再生していた記憶があります。

歌詞に関しては自殺をほのめかした曲と決めつけていましたが、和訳してみることで新たに気づく点も多くありました。

目次

Sia(シーア)とは?

Sia(シーア)は、1975年生まれのオーストラリアの歌手・ソングライターである。

1990年代中期、アシッドジャズバンド・クリスプのボーカルとして活動し、1997年にバンド解散した。

2011年人気DJデヴィッド・ゲッタとのコラボ曲『タイタニウム』が大ヒット。

2012年、ニーヨと共作した『Let Me Love You (Until You Learn to Love Yourself)」が全英シングルチャートで1位を獲得。

2014年、6枚目のアルバム『1000 フォームズ・オブ・フィアー』を発表。

『シャンデリア』が世界的ヒットとなり、グラミー賞において最優秀レコード賞を含む4部門にノミネートされた。

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Chandelier(シャンデリア)という曲について

Chandelier(シャンデリア)は、2014年に発売されたSia(シーア)の17枚目のシングルになる。

アルバム「1000 Forms of Fear」のリードシングルとして発売された。

作詞作曲は、シーアとジェシー・シャトキンによる。

2013年から、Sia(シーア)はメディアに顔を見せなくなったため、音楽番組では背中を向けて歌うパフォーマンスが注目される。

また、この曲のミュージック・ビデオは同年の「MTV Video Music Awards」で「最優秀ビデオ賞」と「最優秀振付賞」にノミネートされ、「最優秀振付賞」を受賞。

踊りを担当しているのは、ダンサーのマディー・ジーグラー(当時12歳)である。

Chandelier(シャンデリア)の歌詞

Party girls don’t get hurt
Can’t feel anything, when will I learn
I push it down, I push it down

I’m the one “for a good time call”
Phone’s blowin’ up, ringin’ my doorbell
I feel the love, feel the love

One, two, three, one, two, three drink
One, two, three, one, two, three drink
One, two, three, one, two, three drink

Throw ‘em back, ‘til I lose count

I’m gonna swing from the chandelier, from the chandelier
I’m gonna live like tomorrow doesn’t exist
Like it doesn’t exist
I’m gonna fly like a bird through the night, feel my tears as they dry
I’m gonna swing from the chandelier, from the chandelier

But I’m holding on for dear life, won’t look down won’t open my eyes
Keep my glass full until morning light, ‘cause I’m just holding on for tonight
Help me, I’m holding on for dear life, won’t look down won’t open my eyes
Keep my glass full until morning light, ‘cause I’m just holding on for tonight
On for tonight

Sun is up, I’m a mess
Gotta get out now, gotta run from this
Here comes the shame, here comes the shame

One, two, three, one, two, three drink
One, two, three, one, two, three drink
One, two, three, one, two, three drink

Throw ‘em back ‘til I lose count

I’m gonna swing from the chandelier, from the chandelier
I’m gonna live like tomorrow doesn’t exist
Like it doesn’t exist
I’m gonna fly like a bird through the night, feel my tears as they dry
I’m gonna swing from the chandelier, from the chandelier

But I’m holding on for dear life, won’t look down won’t open my eyes
Keep my glass full until morning light, ‘cause I’m just holding on for tonight
Help me, I’m holding on for dear life, won’t look down won’t open my eyes
Keep my glass full until morning light, ‘cause I’m just holding on for tonight
On for tonight, on for tonight
‘Cause I’m just holding on for tonight
Oh, I’m just holding on for tonight
On for tonight, on for tonight
‘Cause I’m just holding on for tonight
‘Cause I’m just holding on for tonight
Oh, I’m just holding on for tonight
On for tonight, on for tonight

Chandelier(シャンデリア)の和訳

パーティー・ガールは傷つかない

何も感じない いつになったらわかるの?

おしこめて おしこめて

わたしはそう ”都合の良い女”

たくさんの電話がきて ドアベルが鳴って

愛を感じる 愛を感じるの

123 123で のみこんで

123 123で のみこんで

123 123で のみこんで

一気にのむの 数え切れなくなるまで

シャンデリアから ぶらさがる

シャンデリアから

生きていく 明日なんてないみたいに

存在しないみたいに

鳥のように空を飛んで 夜を超えて

涙が乾いていくのを感じるの

シャンデリアからぶらさがる

シャンデリアから

でも 必死にしがみつくの

下は見たくない 目だって開けたくない

朝日が輝くまで グラスは満杯のまま

だって今夜 しがみついてるから

助けて 必死にしがみつくの

下は見たくない 目だって開けたくない

朝日が輝くまで グラスは満杯のまま

だって今夜 しがみついてるから

今夜は

太陽がのぼり わたしはぐちゃぐちゃ

今すぐ飛び出して ここから走り出して

恥ずかしくて 恥ずかしくて

123 123で のみこんで

123 123で のみこんで

123 123で のみこんで

一気にのむの 数え切れなくなるまで

シャンデリアからぶらさがる

シャンデリアから

生きていく 明日なんてないみたいに

存在しないみたいに

鳥のように飛んで 夜を超えて

涙が乾いていくのを感じるの

シャンデリアからぶらさがる

シャンデリアから

サビ繰り返し

和訳のチェックポイント(単語・文法解説など)

以下、和訳のチェックポイントをまとめておく。

Party girls don’t get hurt

パーティー・ガールは傷つかない

Can’t feel anything, when will I learn

何も感じない いつになったらわかるの?

I push it down, I push it down

おしこめて おしこめて

「Party Girls」の意味は

  • パーティーが好きな女性
  • パーティーの接待用に雇われる女性
  • 売春婦

などを指す。

「Can’t feel anything」で何も感じていないのは、後述されているように「お酒」に溺れているから。

「when will I learn」と問いかけているように、そんな自分に焦りも感じる。

だが、そういった負の感情を「push it down」と言い聞かせて、抑制しながら同じ毎日を続けてしまう。

I’m the one “for a good time call”

わたしはそう ”都合の良い女”

Phone’s blowin’ up, ringin’ my doorbell

たくさんの電話がきて ドアベルが鳴って

I feel the love, feel the love

愛を感じる 愛を感じるの

「 “for a good time call”」に関して、良い時間を過ごすために電話するための「the one(人)」であるが

  • パーティー、お酒を共にする相手
  • 性的な意味

どちらと捉えるかでも解釈は変わる。

「blowin’ up」は「爆破する」「膨らむ」という意。

ここでは「電話がひっきりなしにかかってくる」様(=誘いの電話がたくさんあること)を表すと考えた。

「I feel the love」も同様に

  • 酒や人と戯れることで満たされる様
  • 性的に満たされる様

どちらの意でも解釈できる。

One, two, three, one, two, three drink

123 123で のみこんで

Throw ‘em back ‘til I lose count

一気にのむの 数え切れなくなるまで

「throw back」には「お酒を一気飲みする」という意味がある。

数をまともに数えられなくなるほど、酩酊するまでお酒を飲み続ける様。

I’m gonna swing from the chandelier, from the chandelier

シャンデリアから ぶらさがる

シャンデリアから

単語は

  • swing「ぶらさがる」

である。

このサビに関して、Sia(シーア)本人は

i’ve never actually done that, but it sounds fucking fun

一度もやったことはないけど、すごく楽しそうな響きがするよね

コメントしている

ここは解釈が分かれるが、主に

  • (首吊)自殺
  • シャンデリアにぶら下がって遊ぶ

という二つのパターンに分かれる。

Sia(シーア)自身のコメントから、後者の意味(=狂ったようにシャンデリアにぶら下がり、危うく揺れて遊ぶ)を表向きとしていることがわかる。

そこには他人の目を恐れず、白い目で見られるような型破りなことをして開放されたいという願いが見える。

さらに、どこか自殺をほのめかすという点で(死の匂いも感じさせる)二重の意味が込められているのではないか、と個人的には解釈した。

I’m gonna live like tomorrow doesn’t exist
Like it doesn’t exist

生きていく 明日なんてないみたいに

存在しないみたいに

I’m gonna fly like a bird through the night, feel my tears as they dry

鳥のように飛んで 夜を超えて

涙が乾いていくのを感じるの

I’m gonna swing from the chandelier, from the chandelier

シャンデリアから ぶらさがる

シャンデリアから

「I’m gonna live like tomorrow doesn’t exist」には、明日なんてどうだっていいという歌い手の危うさが垣間見える。

シャンデリアからぶら下がる状態(=開放的で空を飛んでいるような様)を「fly like a bird(鳥のように)」と歌い、苦しみから解き放たれる様子を描く。

このような高揚感を覚えながらも

But I’m holding on for dear life, won’t look down won’t open my eyes

でも 必死にしがみつくの

下は見たくない 目だって開けたくない

単語は

  • hold on for dear life「必死にしがみつく」
  • won’t「~したくない」

シャンデリアにぶら下がり、まるで鳥のように飛んでいるはずなのに「hold on for dear life(必死でしがみつく)」という矛盾。

つまりほんとうの意味で、開放はされておらず、状況に不安を感じている。

そして「won’t look down(下を見たくない)」という恐怖心があり「won’t open my eyes(目も開けたくない)」という状態。

シャンデリアにぶらさがり現実(=地上)から離れても、ほんとうの意味で開放はされずにしがみついている。

恐怖で目も開けられない。

下を見ることも(今までいた自分の世界を直視することも)できない。

それでも、このままなら

Keep my glass full until morning light, ‘cause I’m just holding on for tonight

朝日が輝くまで グラスは満杯のまま

だって今夜 しがみついてるから

「Keep my glass full until morning light」は、いつもは空っぽになっているグラスが「full」のまま(=お酒に溺れずに済んでいる状態)を指す。

ほんとうの意味では自由になれず、目も開けられず、下も見れない。

でも今夜シャンデリアにぶら下がれば、もうこれ以上お酒を飲まずに済む、というギリギリの精神状態を表現している。

Sun is up, I’m a mess

太陽がのぼり わたしはぐちゃぐちゃ

Gotta get out now, gotta run from this

今すぐ飛び出して ここから走り出して

Here comes the shame, here comes the shame

恥ずかしくて 恥ずかしくて

単語は

  • Here comes ~「~がやってくる」

夜が終わり、太陽がのぼって酔いが冷めてシラフになり、我に返る様を表していると考えた。

まとめ

ということで今回は、Sia(シーア)の

  • Chandelier(シャンデリア)

を和訳しました。

シャンデリアにぶら下がって、自分を縛る何もかもから開放されたい。

でも、怖い、目を開けられない。

この矛盾がすごくうまく表現されていると感じました、

この曲は暗い内容ですが、解釈でも書いたように必ずしも自殺の曲とは断定できないんですよね。

ただ酔っ払って、馬鹿みたいにシャンデリアにぶらさがって何もかもから開放されたい様とも読めます。

またサビの

I’m gonna live like tomorrow doesn’t exist
Like it doesn’t exist

生きていく 明日なんてないみたいに

存在しないみたいに

という部分も一見、かなり危うげな歌詞に思えるのですがSia(シーア)自身がインタビューで

“there are songs like, ‘Live like tomorrow doesn’t exist.’ About 50 percent of the songs on the radio are like, ‘Live like tomorrow doesn’t exist. Like it’s my birthday. Like it’s the last day of my life.’ “

「明日が存在しないように生きる」って曲、あるでしょう。ラジオに流れてる曲の50%くらいは「明日が存在しないように生きる」って感じよね。誕生日みたいに、人生最後の日みたいに、って。

語っています。

つまり単純に「(自殺して)明日が存在しない」という悲観的な解釈ではなく

  • まるで明日なんて存在しないように
  • =今、この瞬間を生きる

と捉えれば、確かによくあるテーマなんですよね。

俗世の苦しみに縛られて、人に会って愛を交わして、酒を飲むことでしか、現実を忘れられない。

この状態から、今この瞬間

  • シャンデリアにぶら下がる
  • =開放

が、果たして「死」を暗示しているのか。

馬鹿みたいにハメを外して(MVで踊る子どものように)童心にかえって俗世を忘れて、シャンデリアにぶら下がる。

(どこか死に惹かれながら)そのスリルに身を委ねることで、今夜は酒から逃れるという意なのか。

裏と表、二重の意味をもつ歌詞なのかなと感じました。

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ソニーミュージックエンタテインメント

MV以外にも、色々と動画があるので気になる方はぜひ。

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