今回紹介するのは
- actute(アキュート)
という単語の語源や意味、上手な覚え方についてです。
ぜひ英語学習の息抜きとして、参考にしてください。
[sc name="information about accent"]
acuteの意味は?
acuteは
- 鋭い
- 先のとがった
という意味の単語です。
語源は、ラテン語 acutus(鋭い)になります。
acuteとcuteの豆知識
皆さんが、よく知るcuteという単語がありますよね。
実はcuteは、acuteの短縮形なんですね。
- cute
- ⇒「抜け目のない」「利口な」
- ⇒「気の利く」「魅力的な」
- ⇒「可愛い」
という由来なので、cuteはあくまで「可愛さ」のなかに「鋭さ」を秘めた単語になります。
例えば、日本語の「かはゆし」(かわいい)は
- 「可哀そうで、不憫である」
意をもちます。
日本の文化が、小さく弱いものに対して「愛らしさ」を感じる文化なんですね。
一方、英語のcuteは語源からもわかるように「弱弱しいものに対する愛情」という意ではありません。
むしろ
- 生きる知恵として自分の「魅力」を行使する者への称賛の意
が伺えます。
なので英語のcuteには、「憎たらしく」「生意気」なイメージも包括されています。
「子供」や「弱者」、「儚きもの」を「愛でる」文化は日本では当然のものとして根付いていますが、他国と比べるとこれは案外に珍しいんです。
「かわいい」はそのまま「kawaii」と英語にされています。
実は、日本ならではの美意識だからなんです。
このような議論に興味がある人は、四方田犬彦氏の「かわいい」論を一読することをおすすめします。
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同じ語源をもつ関連語
cuteだけでなく、ほかに
- acetum(酢)
- acid(酸っぱい)
- acrid(辛辣な)
なども同じ語源です。
どれも鋭さを意味するラテン語 acutus(鋭い)に由来します。
- acid rain(酸性雨)
などは受験英語にも出てきますので、覚えておくのがおすすめです。