今回紹介するのは
- aristocracy(アリストクラシー)
という単語の語源や意味、上手な覚え方についてです。
ぜひ英語学習の息抜きとして、参考にしてください。
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aristocracyの意味は?
aristocracyという単語の意味は
- 貴族政治
です。
「アリストクラシー」とカタカナ語で覚えてもよいかもしれませんね。
革命以前のフランスの様子を想像すると「貴族支配(貴族政)」を理解しやすいかと思います。
aristocracyの語源・覚え方を紹介
「アリストクラシー」のゴロは
貴族のアリスと暮らしましょう
と覚えるとよいでしょう。
貴族のアリスは傲慢で我儘で、あなたを支配してきますが、一緒に暮らさなければいけません。
アリスをとびっきりの美女のお嬢様だと妄想して、跪いてなんでも言うことを聞いて支配されている自分を想像すると、少し楽しくなるかもしれませんね。
aristocracyの語源は?
aristocracyの語源は
- arist(貴族、最上の意)
- +cracy(力、制度)
- ⇒aristocracy「貴族支配」
です。
ちなみに「アリスト」という言葉は、古代ギリシャのアテナで軍の先頭に立ち戦う市民への称賛の言葉でした。
戦で勝つことが大切だった時代、勇敢に戦う兵士の姿は、高い美徳だったんです。
これが中世ヨーロッパになると、貴族が軍の先頭に立つことになっていました。
そこで彼らは自らを「最上」で「高貴」な「特権階級」として、民の上に君臨したわけです。
同じ語源をもつ単語は?
「aristocracy」の他にも、英語には
- +cracy(力、制度)
をもつ単語がたくさんあります。
せっかくなので以下、列挙してみましょう
democracy
- demo(民衆)
- +cracy(力、制度)
- ⇒democracy「民主制(民主主義)」
「デモクラシー」は民衆主義を意味します。
現在の日本も「デモクラシー」を採用する国家です。
「人民の人民による人民のための政治」との通り、民を中心としています。
technocracy
- techno(技術)
- +cracy
- ⇒technocracy
- =テクノクラシー(技術科政治)
1930年代のアメリカに興った技術家による一種の社会改良主義のことを「テクノクラシー」といいます。
autocracy
「オートクラシー」は「独裁政治」を指します。
- auto 「自らの」
- +cracy
- =「独裁」
という語源です。
「自動化」の仕組みのことを「automation」と英語では言います。
「auto」というのは「独立して自ら」という意味、漢字でいうところの「自」にあたるわけですね。
自分で勝手に制度を作り、支配してしまう「オートクラシー」は「独裁政治」となるわけです。