今回の記事では、スタディサプリイングリッシュTOEIC対策コースで使える
- TEPPEN英単語
という単語学習ツールについて詳細にレビューします。
とりあえず全部のレッスンを終えました。
感想を先に述べると、これまで色々な単語帳に目を通してきましたが
- 使い勝手
- 単語の難易度
- 詳細な解説アリ
という点で、オススメしやすいTOEIC対策用の単語帳アプリだなと感じた次第です。
以下、実際に利用した視点で、欠点も含めながらできる限り詳細にレビューをまとめておきます。
という方はぜひ参考にして下さい。
1. 単語帳として使い勝手が良い
まず、使い始めて最初に感じたのが
- 単語帳としての使い勝手の良さ
です。
具体的には
- 音声がすぐ聞ける
- 例文が付いてる
- 単語の復習が楽
の3つの点で、使い勝手の良さを感じました。
以下、さっくりと説明していきます。
① 音声がすぐ聞ける
これまで勉強してきた経験から、私は外国語の単語学習においては
- アプリ>紙の単語帳
と考えています。
その最大の理由が
- 音声がすぐ聞ける
という点です。
基本構成がこのような4択問題なのですが、毎回単語の発音が流れてきます。
TOEICではリスニングとリーディング両方の得点を上げていくことが必要になりますし、新しい単語を学ぶときは必ず
- 発音を確認する
というのが基本になると思います。
が、どうしても紙の単語帳だと記号の暗記のような作業になりがちで、発音軽視の癖がつきやすいです。
その点、アプリは学習時に必ず音が流れてきます。
タップ1つで発音の再チェックもできますし、このアプリに関しては復習画面で
- 発音記号
も、きちんと表記されている点に好感を抱きました。
② 例文が付いてくる
単語帳選びにおいて、意外と見落としがちなのが
- 例文(の質)
です。
単語帳で使用されている例文は、単語がどのような文脈で使われるのかイメージしやすいものであることが1つ重要なポイントだと思います。
が、単語帳によっては
- 無駄に長い
- やけに難しい
- 使わないような文
を例文として使用してるものもあります(し、そもそも例文のない単語帳もあります)
が、このアプリの例は
- 例文が簡潔
- わかりやすい
- 単語の意味をイメージしやすい
と感じます。
例文の作りは、システム英単語に似ている印象です
加えて、例文もタップすれば音声を聞くことができるという点で、学習効果が高いと感じました。
単語のコロケーション(慣習的に用いられる英単語の組み合わせ)を理解するうえでも、最適な文が多いと感じました。
③単語の復習が楽
単語学習は、繰り返し学習が基本となります。
アプリは
- スキマ時間
を利用しやすいので、時間を決めて空いた時間に学習が捗るという利点があります。
加えて、スタディサプリイングリッシュのTEPPEN英単語は
- 間違えた単語だけ
を復習することができます。
不安な単語は、自分でチェックを付けることができるので
- 集中的に苦手を潰せる
というのは大きな利点だと思います。
紙の単語帳だと、このようなまとめ学習はしにくいです。
苦手な単語の部分に付箋を大量に貼って、それだけで満足してる学生なども多く見てきました。
100均で売っているような
- 単語カード
を作るという手もありますが、これもカードを作る時間が正直無駄だと思います。
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苦手な単語だけを自動的に集めてくれるというのも
- 単語アプリの利点
だと思います。
2. 単語の解説がかなり面白い
個人的に、コレはかなりポイントが高いなと感じたのが
- 単語の解説が面白い
という点です。
単語学習を終えると、このような復習画面になり
- 気になる単語の解説
を読むことができます。
この部分で、スタディサプリイングリッシュを監修されてる関先生の解説が読めるのですが
- 単語の語源・派生
- 単語の簡単な覚え方
- 日本で実際に使われてる場面
などを非常に簡潔にわかりやすく解説されてます。
これが、個人的にはクリーンヒット!
例えば「imply」という単語の語源を基にした解説は、こんな感じです。
間違える人が多そうな単語に関しては、このような感じで似た単語との識別方法を説明しています。
多くの人が知ってる単語でも1つ1つ解説を見ていくと「なるほど」と思える学びが含まれています。
なので、思わず読んでしまう面白さがありました。
こういった解説が含まれてる単語帳って、案外に少ないんですよ。
単語は記号やゴロで覚えるより
- 本来の意味
- 由来・語源
を理解することで、かなり定着力が高くなります(し、実際すぐに覚えます)
英単語帳は、どれを使ったらいいか悩んで難民のようになる学習者も少なくありません。
なのでこれからTOEIC学習する人が、最初にこういった学習ツールに出会えたら運が良いだろうなと感じるものがありました。
3. 他の学習者のコメントが付いてるのも◎
もう1つ個人的に面白いアイディアだと感じたのが
- 他の学習者のコメント
が、関先生の解説の上に付いてくる点です。
これがあるだけで
- この気持ちわかる~
といった共感や
- 他の人も間違えてる単語なんだ
といった安堵を覚える人も多いでしょうし、単純に興味深いです。
他人の間違えって学習においては、かなり有用な情報なんですよね。
それに対応する形で、解説が書かれているので
- 記憶に残りやすい
です。
このコメントを目にすることで
- こんな覚え方があるんだ
と新しい学びにつながる人もいると思いますし、とても良い造りだなと感じました。
何よりコツコツ1人で学習しているうえで、挫折を感じそうになっても
- 自分だけじゃない
- 皆も頑張ってやっているんだ
というモチベーション向上につながりやすいです。
こういう単語ごとに学習者のコメントを載せるというのは、斬新だなと感じました。
無駄に紙面を取ることができない紙の単語帳では含みにくいアイディアを、アプリという媒体を活かしてうまく実現してると思います。
4. 学習時間の記録&ゲーム感覚で学べる
もう1点、学習者にとって良いなと感じた機能が
- 学習時間の記録
です。
例えば、これを自分で計ろうとすると案外に
- 手が止まってる
- ぼんやりしてる
- 勉強していない
時間まで含んだうえで「今日は3時間勉強したな」などと自己満足に浸ってしまうことがあります。
一方、このアプリが
- 単語学習してる時間
だけを記録してくれるので、自分がどれだけ勉強したか正確な時間を測ることができます。
勉強時間をきちんと理解することは
- 学習スケジュール
を考えるうえでも重要ですし、自分の実力を知るうえでも大切です。
こういった時間計測の機能も、絶対に紙の単語帳ではできないのでアプリ優位だなと感じます。
また正答率が上がると
- 金メダルが増える
という仕組みなので、ゲーム感覚で学べるのも利点です。
こういうのも紙の単語帳だとできないので、アプリ学習の利点だと思います。
5. 難易度の幅が広くメリハリがある
最後に、これはいいなと思った点が
- 単語の難易度
ですね。
具体的には
- 目標600点(750語)
- 目標730点(340語)
- 目標860点(230語)
- 目標990点(180語)
となっており、全部で1500語の単語が収録されています。
すべてのレッスンを終えてみましたが、難易度のバランスがとても良いと個人的には感じました。
というのも一番収録語数の多い
- 目標600点(750語)
に関しては、これから英語を学ぶ人たちにとって絶対に必要(かつTOEICで見かける単語)が収録されています。
まさに、必要最低限のTOEIC基本単語が勢ぞろいという感じです。
この土台をしっかりと組んだうえで
- 目標990点(180語)
では、英検準1級以上のパス単などで見かけるような単語も収録しています。
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メリハリがきちっとある印象なので
- TOEIC600点を目指す人
がフル活用できる収録単語の難易度でありながら、逆に
- TOEIC900点を目指す人
にも一見の価値がある内容になってると感じました。
単語の解説が面白いので、既にある程度のスコアをもってる方でも最初から単語学習して
- 読み物として解説を読む
のも面白いと思います。
個人的には単語帳は色々と見てきた方だと思いますが、それでも学習時間が無駄にならないアプリだと満足するものがありました。
6. スタディサプリイングリッシュTEPPEN英単語の欠点
ということで以上
で使えるアプリ単語帳の良かった点をまとめてみました。
最後に
- 微妙だな
と思った点も、素直にまとめておきたいと思います。
まず、単語学習のスタイルが英語⇒日本語の
- 4択に限られている
というのが少しだけ気になりました。
(すぐに答えを覚えてしまうので、本当に記憶に残ってるか不安になる)
ただ大学受験と異なり、TOEICは4択で解けるレベルで単語の意味を把握していれば、回答に困ることはない気もします。
単語の意味も
- 解答時は1つだけ
になるので、必要最低限という感じはしました。
が、この点に関しても
- まずは1つ意味を覚える
のが単語学習の基本ですし、解説には複数の意味も提示されていたので問題ない気もします。
4択の回答も
- TOEICでよく出る意味
が最優先になっているので、無駄はないですね。
例えば「move」という単語であれば、4択の答えになっているのは
- 引っ越す
です。
これは、TOEICの引っ越しの話題でよく使われる単語なので「動く」といった意味を知ってるだけじゃ対応できないんですよね。
つまり
- TOEICで最優先に覚えるべき意味
が、すぐにわかります。
なので、英語学習そのものに興味がある学習者には少し不満かもしれません。
が、対策用アプリとしては或る意味無駄のない仕組みなのかな…とは感じました。
あと
- 関先生の解説
が面白かったので、990点向けの単語にもガッツリ付けてほしかった(単語のレベルが上がっていくと解説が付いていない単語が増えていくのが惜しかった)です。
解説がほしい単語に付いていない時のガッカリ感がありました。
▲単語のレベルが上がっていくと解説がつかなくなっていきます。ただ例文はあり、音声も聴くことができました。
さらに言えば、使い勝手が良い分
- 収録語数
をもっと増やしてくれても良いかな、と思う気持ちはありました。
(案外にすぐに終わってしまったので…)
ただ、量が増えすぎて学習者の負担になるという判断で
- 1500語
厳選しているなら、製作者側が考えたうえでの選択なのかなとも思います。
7. TEPPEN英単語アプリだけで足りるのか?
最後にTOEIC学習者にとって
- TEPPEN英単語アプリだけで足りるか?
という点についても考えてみます。
私自身は既に単語を覚えている状態から取り組んだので、説得力に欠けるかもしれませんが
- これだけで割とイケる
のではないかと感じました。
金のフレーズというTOEIC系の定番単語帳も有名ですが、どちらか選ぶなら私はこのアプリを薦めますね。
※「金のフレーズ」が悪いという意味ではなく値段安くてコスパ◎なので、持っていて損はしないです。ただ音声学習のしやすさ・取っつきやすさ・解説の面白さを考えるとアプリ(スタディサプリ)に軍配。
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あとは、そもそもの大前提として
- 中学生英語レベルの単語
は知っておいたほうがいいです。
基礎として
- 英検3級(できれば準2級)
を取れるくらいの実力は、最低限ないとお金が無駄になってしまう気がします。
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出来れば
- 大学受験の基礎英単語
も知っておいた方が楽かもしれません。
具体的には、大学受験用の英単語帳(システム英単語やターゲット1900)の
- 最初の章
に収録されてるようなお馴染みの単語です。
こういった単語は、どの読み物であっても基本的によく見かける言葉ばかりなので、先に知っておいても良いと思います。
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無料で学びたい方は、ターゲット1900のアプリに優秀なものがあるのでぜひご活用ください。
これは育成ゲーム方式の4択英語学習になっていて、無料とは思えないクオリティのアプリです。
正直な話、TOEICは英検2級に合格できるくらいのレベルでないと
- 履歴書に書ける点数
を目指すのは厳しいと思います。
なので、先に英検2級を取得したうえで(英語の基礎を学んだうえで)このアプリを利用するというのも1つの手かもしれません。
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まとめ|TOEIC対策用単語帳ならこれで十分かも
ということで今回はスタディサプリイングリッシュの
- TEPPEN英単語
のレビューをまとめました。
一言でいえば、TOEIC学習者には非常におすすめです。
基礎単語を覚えたい初学者から、TOEICに慣れてる再受験者まで使えます。
- 解説が良い
- どのレベルでも活用できる
というのはオリジナリティのある部分ですし、何よりアプリなので使い勝手が良いです。
ちなみに紙の単語帳もあるみたいですね。
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が
- 音声がすぐ聞ける
- 時間測れる・ゲーム感覚
- 苦手な単語だけ復習できる
というアプリのメリットがないなら、正直あまり興味は沸きません。
今の時代で英語学習するなら、紙よりアプリ薦めたいです。
(紙が好きな人は併用しても良いと思います)
ちなみにスタディサプリイングリッシュは、7日間無料で使えるので気になる人はぜひお試ししてみてください。
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スタディサプリイングリッシュはTOEIC対策用コンテンツとして単語だけでなく、模擬問題や文法解説動画も含んでいるので
- 参考書
をバラバラと購入して、無駄にお金を使うよりコスパいいと思います。
返金制度もあるということなので、私はキャンペーン中に興味本位で入会しました。
人によっては無料期間のみで、学べるものがあると思います。
単語以外のコンテンツも山盛りですし、ゲームを楽しむような姿勢で他の学習コンテンツも利用してみる予定です。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。