どんどん話すための瞬間英作文トレーニングは飽きやすい【効果的な使い方】

今回の記事では

  • どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

という本について情報をまとめておきます。

結論から先に言うと、この本は「正しく」利用することができれば

  • とても役に立つ

英会話学習ツールの1つです。

中学生英語を瞬間的に言えるようになることを目標とした構成なので

  • 基本的な英文

を素早く作るための「慣れ」を獲得できます。

まさに野球の素振りという例えがピッタリくるような1冊、私はこの本に出合ったことで瞬間英作文の存在を知り

  • スピーキングに対する苦手意識

は、かなり軽減されました。

が、最初この本をやり始めた時は

退屈

飽きた

面白くない

とかなりネガティブに感じてしまい、第一章を終える前に挫折しました。

きっと同じように、かなりの確率で挫折する人が出るテキストだと感じるものがあります。

ということで以下

  • 自分の経験談
  • やってみた結果
  • 効果的な使い方

などを述べつつ、この本を効果的に使うためのアドバイス(&合わせて使いたい本)をまとめておきます。

ぜひ、英語学習の参考にしてください。

目次

1. 一番後ろにある著者の体験談から読む

まず、この本を手に取った方は

  • 一番後ろにある著者の体験談

を読むことをおすすめします。

この本の著者である森沢洋介さんが、どのように瞬間英作文を役立てたのかという実体験が語られているからです。

これを読んでみて

  • 自分と似ている
  • 同じような状況だ

と感じた人ほど、おそらくこの本は学習の手引きになります。

著者の体験談を少しだけ紹介すると、森沢さんは当時

  • 予備校の英語講師

として勤務しており

  • ペーパバック150冊読破
  • ニューズウィークを定期購読

する傍らで、高度な大学受験レベルの文法・長文は完全にマスターしている状態でした。

1日数時間の音読を行い、ニュースを聞き取れるくらいのリスニング力もあったそうです。

それなのに

  • スピーキング力は皆無

と悩んでいました。

英語を話そうとするとパズルのピースを当てはめるように英語を考えてしまい、すぐに言葉が出てこずに混乱してしまうのです。

中学レベルの

  • 簡単な英文

すらパッと口に出てこないため、相手との会話がそもそも成立しない状態です。

(森沢さんほど英語の知識はないかもしれませんが)同じように

  • 大学受験
  • 高校での英語学習
  • TOEICスコアアップ

に力を入れてきた日本人ほど、このフラストレーションを味わった経験があると思います。

  • あんなに勉強したのに…
  • あんなに単語を覚えたのに…
  • あんなに英文法の問題を解いたのに…

英語を話そうとすると全く言葉が出てこないと感じたことがある人ほど、著者の体験談を読むことで

  • 瞬間英作文で変われるのでは

と活路を見出し、モチベーションを上げて学習に取り組むことができると思います。

なので本との相性を見極めるためにも、まず

  • 一番後ろの体験談

から目を通すことを強くおすすめ致します。

2. 体験談 ① やる気があったのは最初だけ

私も著者の体験談を読んで、かなり共感する思いが自分の中にありました。

受験英語に特化するような学習ばかりをしてきたため

  • 文法
  • リーディング

には自信があるものの、著しくスピーキング能力が低いというのが弱点です。

なので

  • 瞬間英作文を本気でやろう

と、かなり意気込んで勉強を始めました。

ですが

  • 第1章が終わる前

に完全に飽きてしまい、本棚の中に放置しました。

理由は

  • 英文が超つまらない
  • 使う場面が想像できない
  • 同じことの繰り返しに飽きる

と感じたのです。

a man holds his head while sitting on a sofa

本を持っていない方のために紹介しておくと、例えばこの本には

  1. 彼らは警官です
  2. あなた方は幸せですか
  3. 彼は私たちのことが好きですか?

といった文章が沢山書かれています。

これらをパッと見て、すぐに英語にするといったトレーニングを繰り返し行うというものです。

当時の私は、1ページすべての項目を完璧に素早くスラスラ言えるようになるまで繰り返し(暗記)学習をしていました。

少しずつ進んでいたこともあり

  • 同じ英文ばかり
  • 進むスピードが遅い

というイライラも募り、最終的に全く触手が伸びなくなってしまいました。

さらに言えば

  • こんな簡単な英文もスラスラ言えない…

という自分に絶望した気持ちもありました。

私が再び、この本を手に取ったのはそれから約3年後のことです。

3. 体験談 ② 無理やりに1周してみたら…

2度目にこの本を手に取ったときは

  • 少しやり方を変えよう

と工夫したのが功を奏しました。

具体的には、前回と異なり

  • とりあえず1周

を目標にガンガンと先へ先へと瞬間英作文を進めていったんです。

間違えた英文は

  • 何度かブツブツ呟く

という作業はしましたが、あまり気にせず文章の暗記もほぼせず、とにかく1冊終わらせました。

また

  • 少しずつやる

絶対に飽きて、モチベーションが途中で失われてしまうと最初の経験で解っていたので

  • 1週間

という期限を設定して、集中して無理やりに1周終わらせました。

本腰を入れて取り組んでみると、3~4日でほぼ1周終わらせることができました。

途中で「飽きた」と感じても

  • 1週間だけ頑張ろう

と思っていたので、踏ん張ることができました。

ちなみに1周やるまでに

  • この英文は苦手だな

と強く感じたものだけ、番号の部分に赤印を付けていきました。

また、苦手な文法分野のページは端の部分を折って、サッとやって次に進んでしまいました。

かなりざっくりでしたが、一度挫折した本を1周終わらせたことで

  • 達成感

を強く覚えました。

そして1冊終えた後に、ふと第1章に戻ると

  • スラスラと英文を作れる

ようになってる自分に気づきました。

瞬間英作文をやることへの抵抗が和らぎ、中学3年生レベルまで終えたころには、中学1年生レベルの英文レベルは覚えなくても簡単につくれるようになっていたんです。

これはやはり効果がある、とこの時点で確信し、更に繰り返しこのテキストを勉強に利用することにしました。

4. 苦手な英文に絞って1周を繰り返した

復習の段階では

  • 赤印をつけた苦手な文
  • 端を折った苦手なページ

だけに注目して、その部分だけ瞬間英作文の練習を行いました。

本の最初の方に

  • セグメント分割
  • サイクル回し

などの勉強法解説がありますが、私は完璧を目指して面倒になり、飽きてやらない方がリスクだと感じたので完全に自己流で使いました。

具体的には、英文の

  • 間違いやすい部分

に赤印を付けて、自分が苦手な部分を明確にしました。

また、苦手な英文だけ

  • 忘れたころに瞬間英作文

を行い、何度か復習しました。

何度やっても、すらっと言えず間違えてしまった英文には蛍光ペンで日本語に線を引きました。

こうすると本全体に、苦手な部分に印が付いた状態になります。

なので

  • 印を付けた苦手な英文

だけ限定した状態で

  • 1回につき1周(1冊)

を繰り返しました。

苦手な英文だけに絞れば1冊1周しても、大した時間にはなりません。

労力もそれほど必要にならないので、ダラダラやらずに時間を決めてザッと1周してしまうという感じです。

1周を終えたら、スマホのメモ帳の部分に◎を付けていくという仕組みにして自分のモチベーションを上げるようにしました。

不思議なことに最初の1周は

  • しんどい
  • 時間がかかった
  • めちゃくちゃ退屈

と感じて、かなり苦行だったのですが3週目くらいになるとスラッと口から英文が出るようになりました。

5. (おそらく)英文を暗記しても意味がない

この本は正直言えば

  • 実用性の低い英文が多い

んですよ。

例えば

  • クリスマスはいつですか?

という英文も含まれていますが、使う機会ない人がほとんどだと思います。

実際にやってみて、この本の目的は

  • 英文暗記

では全くないと思いました。

おそらくこの本に書いてある英文を全部丸暗記しても、ほぼ100%の確率で英会話ができるようにはなりません。

そうではなく、既に中学生英語の

  • 英文法
  • 英単語

の知識を完全に身に着けてる人が、頭の中から素早くそれを取り出す練習をすると効果が高い学習法です。

あくまでこれは

  • 瞬発力

を鍛えるためのトレーニングです。

つまり(今までも時間をかければ英作文ができ、自分で)アレンジできるというのが大前提なんです。

いわば日本語と異なる英語の

  • 語順への慣れ

を根本的に目指しており、考えずに英文が組み立てられる状態を目指したものです。

なので「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は、一見すごく簡単なテキストですが

  • 初級者向けではない

と思います。

逆に言えば

  • 中学英語

文法・単語に不安がある人は、このテキストをいきなりやって(英文を丸暗記して)も、あまり効果がないと思います。

最初に紹介した(スピーキング以外の能力は既に高かったという)著者の体験談からも明らかに言えることなのですが、最低でも

  • TOEIC500点~
  • 英検準2級

レベルの知識がないと、効果を実感しにくいかもしれません。

瞬間英作文トレーニングの根本的な目的(語順への慣れ・瞬発力を高めること)を理解できないまま英文の丸暗記に努めても

  • 実際に使わない英文

を、無思考のまま覚えることになります。

繰り返しますが、この本の

  • フレーズ暗記そのもの

には意味はなく、目的はあくまで

  • 瞬発力
  • 語順への慣れ

であり、英文が素早く作れるようになるための、野球の素振りのようなものなのです。

なので

既に英文法の基礎知識があり

時間をかければ英文を自力で作れるものの

ポンポンと会話の際に、すぐに英文を作れず悩んでる人

に向いてると思います。

6. 合わせて使えるおすすめテキストは?

結論をまとめると、この本は

  • 他の教材と合わせて使う

のが前提になるかと思います。

この本だけの学習は余りに退屈ですし、単調です。

ピアノの練習に例えるなら、ハノンのような指の運動のための教本に近いと感じます(効果的で基礎作りに必要だけど、退屈でそれをメインにするのは厳しいというイメージ)

中学英語を復習したい方には?

例えば中学生レベルの英文法と単語に不安がある方は、いきなり瞬間英作文をやる前に

  • サクッと文法復習

する方が良いでしょう。

個人的におすすめなのはこちらの本です。

新しい本では決してないのですが、良書ということもあり今でも需要が高いです。

中学英語の学習者には、とりあえずおすすめできる1冊です。

ただ、紙に厚みがあり重い(持ち運んでスキマ時間に読むことができない)という欠点があります。

もし電車の中や寝る前などに

  • 手軽にスマホで読みたい

という方でしたら、以下の本がおすすめです。

こちらは電子書籍版が発売されている比較的新しい本で、Kindle Unlimited(1か月無料で使える)で読むことができます。

一番おすすめはスティーブン・ソレイシィ氏の本

もう1冊、Kindle Unlimitedで読める本としては

  • スティーブ・ソレイシィ

という方の「難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!」という本が超良書です。

この本は

  • 英語話してみたい…!

という気持ちを抱えている全ての日本人が、まず手に取ったらいいと感じるくらい良書でした。

正直、タイトル微妙なんですよ~

が、好きな英語学習ブロガーさんが紹介していたのをきっかけに手に取ったところ、これはいい本だなとしみじみするものがありました。

すごく簡単な内容なのですが、英会話の

  • 実践的なコツ

を、本当にわかりやすく教えてくれています。

海外旅行やちょっとした英会話であれば、ここに書かれていることを心掛けるだけで

  • 英会話がかなり楽になる

ので、ぜひ一読ください。

もう1冊、この本を書いてるスティーブ・ソレイシィさんの本で

  • 英会話なるほどフレーズ100

という本があります。

この本は、英語のスピーキング力を上げたいとモヤモヤ考えている学習者が

  • 絶対に手に取るべき1冊

と言っても良いくらいに情報量が多いです。

ネイティブスピーカーの視点で基礎の基礎から英会話の重要フレーズを教えてくれています。

  • どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

は合わないと感じた人は、スティーブ・ソレイシィ「英会話なるほどフレーズ100」は手に取るのがおすすめです。

というのもこの本で紹介されてるのは

  • ネイティブの自然な英語
  • そのまま使えるフレーズ

ばかりで、フレーズの暗記学習がしたいという人にうってつけなんです。

私の場合は「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」とこの本を合わせて学習に利用しました。

「英会話なるほどフレーズ100」の解説を読むことで「どんどん~」の中で

  • 要らないと感じた文法項目

は、ガッツリと黒ペンで消していきました。

そのうえで、役割としては「どんどん~」が

  • 瞬発力
  • 語順への慣れ

を積み重ねていく「量」のトレーニングと意識しました。

「英会話なるほどフレーズ」は

  • シチュエーション
  • 実践

を意識したフレーズ暗記というイメージで利用しました。

「英会話なるほどフレーズ100」だけでも良いという考えもあるかもしれませんが、この本だけだと瞬間英作文としては

  • 量が足りない

と感じます。

※ぺージ下に瞬間英作文ができる例文がついていますが、各項目2~3文なの計300文未満です。

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は

  • 中学1年生レベル:230文
  • 中学2年生レベル:340文
  • 中学3年生レベル:220文

というボリュームなので、覚えるというよりパッと見て大量に練習するという感じで使いました。

「どんどん~」を終えた後なら「英会話なるほどフレーズ100」を利用した瞬間英作文は、すぐにモノにできると思います。

かなり異なるコンセプトの本ではありますが、どちらの著者も英会話において

  • 瞬発力
  • 簡単な英語
  • SVが欠けていない英文

の重要性を強調しており、学習の方向性としては合わせやすい2冊だと感じました。

まとめ:退屈な瞬間英作文トレーニングだったが…

ということで今回の記事では

  • どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

を実際に利用した感想をまとめました。

まとめると初回は

超退屈

と感じて放棄してしまい、1冊終えることができませんでした。

が、再チャレンジした際に

  • 1週間と〆設定
  • とりあえず1周やる

と心がけて、ぐっと堪えてやってみたところ徐々にスピードが上がり、瞬間英作文に対する免疫が付きました。

個人的には1週目が終わったら

  • 時間を測る

のがおすすめです。

とにかくダラダラとやる飽きるので、制限をきちんと設けてメリハリをもって取り組むと良いと思います。

2週目以降は、メモなどに何周したか記録するとモチベーションが上がります。

ただ

  • 丸暗記には意味がない

と感じるので、英作文をスラスラできるようになったら、サクッと別のテキストに進んだ方が良いと思います。

実際、瞬間英作文は日本人を対象とした

  • 語学留学
  • オンライン英会話

のカリキュラムの1つとしても含まれていることが多いです。

ですが、そういう場を作るためにわざわざ大金を払う必要なく、瞬間英作文は独りで家でできる学習法です。

或る程度の文法知識が既にあるのなら、瞬間英作文がスピーキング力を上げるうえで一番効果を実感しやすい学習法だ、と思います。

とにかく最初は退屈・飽きる・面倒・楽しくないと負の感情が湧いてくるかもしれませんが

  • 慣れる

とスピードが上がりますし、ゲーム感覚になります。

暗記してしまったと感じたら、別のテキストに変えればいいだけで、ずっと学習できます。

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」シリーズに関しては、微妙だなと感じる英文も多いというのが本音でもありますが

  • 本のサイズ感
  • ボリューム

としても軽くて手に取りやすく、使い込みがしやすいです。

個人的には

  • 瞬間英作文の重要性

を初めて知るきっかけとなった本で、思い入れもあります。

受験英語にコテコテに凝り固まった日本人学習者を啓蒙する代表的一冊として、おすすめしたいところです。

が、退屈と思ってしまう学習者の気持ちもよくわかるよ、という内容でした。

それでは、当記事が同じような英語学習者の参考になれば幸いです。

当記事で紹介した本のまとめ

当記事で紹介したテキスト。瞬間英作文トレーニングの本と言えば、この1冊というくらいに知名度が高い。

英文を丸暗記するのではなく、簡単な英語をすぐに言えるための慣れを形成するために使う。期限を決めてとりあえず1周するのがおすすめ。

「どんどん~」を暗記してしまった人はこちらのテキストも使える。「どんどん~」と相性が良く、根気がある英語学習者は、合わせて利用しても良いかもしれない。

中学英語の英文法を復習したい人にはこちらの本がおすすめ。子供向けだが、大人でも使える。厚みのあるテキストだが、内容としても過不足のない良本。

電子書籍で中学英文法に関する本を読みたい人には、こちらの本がおすすめ。

大人の学び直しを対象としていて、手に取りやすい。Kindle Umlimited(1か月無料)で現在(2020年7月)は読むことができる。納得の高評価。

スピーキングに興味がある人が、まず手に取ってほしい本はこちら。

英語が全く話せない人でも、英会話を楽しめる気分になってくる。非常に重要なポイントがいくつも書かれていて、実践的でもある。こちらもKindle Umlimited(1か月無料)で現在(2020年7月)は読むことができる。

著者同上のフレーズをまとめた1冊。ネイティブスピーカーの視点で、あまりに簡単だが知らなかった知識が沢山まとめられている良本。

読み物としても大変面白く、例文を瞬間英作文用として利用できる。そのままフレーズ暗記して利用しやすい。

上記の本の続編。「英会話なるほどフレーズ100」を読んだうえで更にこの著者の本が読みたいと感じた人におすすめの1冊(だが、なるほどの方が凡庸性が高いと感じた)

目次
閉じる