今回の記事では、Maroon 5(マルーン5)の
- This Love(ディス・ラブ)
の歌詞を和訳したいと思います。
マルーン5のデビューアルバムに収録された曲の中でも人気が高い1曲ですが、実は結構セクシーな曲です。
Maroon 5(マルーン5)って?
Maroon 5(マルーン5)は、1994年から4人組バンド「カーラズ・フラワーズ」(Kara's Flowers)として活動を開始。
5人編成になった2001年から「マルーン5」(Maroon5)と改名した。
2002年(日本では2003年)1stアルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』(Songs About Jane)がロング・セラーとなり『第47回グラミー賞』最優秀新人賞を受賞。
ちなみにバンド名の由来はトップ・シークレットで、メンバーは決して口外しないという。
現在は5人ではなく、7人体制で活動中。
This Love(ディス・ラブ)という曲について
This Love(ディス・ラブ)は、マルーン5のデビューアルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』(2002)収録されている曲の1つ。
2004年にはシングルリリースもされた。
歌詞は、この曲の作詞作曲を務めたアダム・レヴィーンが当時付き合ってた彼女との別れをモチーフにしたものである。
MVは、アダムと女性のベッドシーンを婉曲的に表現するために独創的なカメラアングルが使用されたという。
このMVは2004年のMTV Video Music Awardsの最優秀新人賞を受賞した。
This Love(ディス・ラブ)の歌詞
I was so high, I did not recognize
The fire burning in her eyes
The chaos that controlled my mind
Whispered goodbye as she got on a plane
Never to return again
But always in my heartThis love has taken its toll on me
She said goodbye too many times before
And her heart is breaking in front of me
I have no choice 'cause I won't say goodbye anymore, woah, woah, woahI tried my best to feed her appetite
Keep her coming every night
So hard to keep her satisfied
Oh, kept playing love like it was just a game
Pretending to feel the same
Then turn around and leave againBut, oh, this love has taken its toll on me
She said goodbye too many times before
And her heart is breaking in front of me
I have no choice 'cause I won't say goodbye anymore woah, woah, woahI'll fix these broken things
Repair your broken wings
And make sure everything is alright
My pressure on your hips
Sinking my fingertips
Into every inch of you
'Cause I know that's what you want me to doThis love has taken its toll on me
She said goodbye too many times before
Her heart is breaking in front of me
I have no choice 'cause I won't say goodbye anymoreThis love has taken its toll on me
She said goodbye too many times before
My heart is breaking in front of me
She said goodbye too many times beforeThis love has taken its toll on me
She said goodbye too many times before
Her heart is breaking in front of me
I have no choice 'cause I won't say goodbye anymore
This Love(ディス・ラブ)の歌詞和訳
浮かれきって 気づかなかった
彼女の瞳の中で燃える炎と
僕の心を支配するカオスに
「サヨナラ」って囁いて 彼女は飛行機で飛び去った
もう二度と戻らない
でも僕の心にはいつでも
*
この愛が 僕をボロボロに傷つけてしまった
彼女は言った「サヨナラ」って その前に何度も何度も
彼女の心が泣いている 僕の目の前で
どうしようもないんだよ だって僕はサヨナラを言いたくない
*
最善を尽くしたよ 彼女の欲望を満たすために
彼女が毎晩来てくれるように
満足させ続けるのは すごく大変なんだ
ただのゲームみたいに 愛を交わして
同じように感じてるふりをして
すると そっぽを向いて また去っていく
けど 分かってるんだ
*
(サビ繰り返し)
*
僕が壊れてしまったものをなおすよ
君の傷ついた羽もね
すべてうまくいくかを確かめて
腰からぎゅっと抱きしめて
指を這わせる
君の身体の隅から隅まで
わかってるんだ それが僕にしてほしいことだって
*
(サビ繰り返し)
和訳チェックポイント(単語の意味・文法など)
ここでは、訳した際のポイントをまとめておきたいと思う。
まず
I was so high, I did not recognize
浮かれきって 気づかなかった
「recognize」(認識する)の内容が、以下に続き
The fire burning in her eyes
彼女の瞳の中で燃える炎と
The chaos that controlled my mind
僕の心を支配するカオスに
となる。
つまり彼女に恋をして、その本質を見抜いていなかったと反省するような出だしである。
Whispered goodbye as she got on a plane
「サヨナラ」って囁いて 彼女は飛行機で飛び去った
Never to return again
もう二度と戻らない
But always in my heart
でも僕の心にはいつでも
時制は過去形なので、彼女は既にもうここにはいない。
でも、彼自身が未練たらたらだとわかる。
サビは
This love has taken its toll on me
この愛が 僕をボロボロに傷つけてしまった
She said goodbye too many times before
彼女は言った「サヨナラ」って その前に何度も何度も
単語は
- take a toll on 「~に被害を与える」
- too many times「何度も」
時制は、現在完了形の「完了」の意で訳した。
「before」を踏まえると、自分がボロボロに傷つく前に彼女は「サヨナラ」を繰り返して警告してたのに…というニュアンスで訳した。
And her heart is breaking in front of me
彼女の心が泣いている 僕の目の前で
ここで「her heart is breaking」は現在形。
あくまで「彼女の心」が今もまだ泣いているという歌詞。
サビの前の歌詞で
But always in my heart
でも僕の心にはいつでも
ともある。
彼女という存在は目の前からいなくなったが、彼女の心は「いつでも自分の心のうち」にあり対峙できるというニュアンス。
彼女の意(サヨナラ)に沿えず
I have no choice 'cause I won't say goodbye anymore, woah, woah, woah
どうしようもないんだよ だって僕はサヨナラを言いたくない
自分は別れを、どうしても認められないということ。
続く2番では
I tried my best to feed her appetite
最善を尽くしたよ 彼女の欲望を満たすために
Keep her coming every night
彼女が毎晩来てくれるように
So hard to keep her satisfied
満足させ続けるのは すごく大変なんだ
Oh, kept playing love like it was just a game
ただのゲームみたいに 愛を交わして
Pretending to feel the same
同じように感じてるふりをして
Then turn around and leave again
すると そっぽを向いて また去っていく
単語は
- feed「食事を与える」
- appetite「食欲、欲望」
- satisfied「満足している」
- pretend「ふりをする」
- turn around「方向を転換する」
二人の夜の営みについて間接的な表現がなされている。
真剣な男に対して、女はあくまで遊びというスタンスらしいとうかがえる歌詞。
I'll fix these broken things
僕が壊れてしまったものをなおすよ
Repair your broken wings
君の傷ついた羽もね
And make sure everything is alright
すべてうまくいくかを確かめて
My pressure on your hips
腰からぎゅっと抱きしめて
Sinking my fingertips
指を這わせる
Into every inch of you
君の身体の隅から隅まで
'Cause I know that's what you want me to do
わかってるんだ それが僕にしてほしいことだって
単語は
- fix「なおす」
- repair「修理する」
- make sure「確かめる」
- every inch of「隅から隅まで」
なかなかエロティックな描写が続く場面である。
「hip」は、腰のくぼみと脚の付け根当たりの位置。
「what you want me to do」の「what」は名詞節を導いている。
訳してみた感想
ということで今回はマルーン5の
- This Love(ディス・ラブ)
を和訳しました。
中学生のころだった気がします。
初めて「洋楽」に興味をもち、何もわからずレンタルショップに足を運んで
そのとき手に取ったのが、棚の目立つところに広く並んでいたMaroon 5のデビューアルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』(Songs About Jane)でした。
「This Love」はこのアルバムの2番目に収録されている曲で、まあよく聞きました。
出だしのイントロが印象的で、すぐ「This Love」だってわかるから
聞きすぎて飽きてしまって、イントロ流れた瞬間に飛ばしてた記憶もあります。
偶然「Amazonプライムミュージック」で聞き、懐かしさ勝って思わず訳してみたけど、中学生にはちょっと早すぎる大人の曲でした。
体目当ての悪い女なんだけど、ちょっと憧れたりもします。
遊びで男性をメロメロにできる女、理由は美貌か魅力かテクニックかは知らず…
ゴージャスでエロくて悪い女って例外なくモテますね。
さよならって囁いて飛行機乗って、きっと彼女はもう彼のことなんて忘れてるんだろうに。
同アルバムの中では「Sunday Morning」が名曲ですね