今回は、Beatles(ビートルズ)の
- Michelle(ミッシェル)
の歌詞を和訳したいと思います。
歌詞の一部がフランス語になっており、シャンソンを意識したような曲調が癖になります。
中毒性がありますよね~
1967年度グラミー賞最優秀楽曲賞を獲得しており、アルバム『ラバー・ソウル』に収録されてる楽曲の中でも人気の高い曲ではないでしょうか。
Beatles(ビートルズ)とは?
Beatles(ビートルズ)とは、イギリス・リヴァプール出身のロックバンド。ジョン・レノンがバンド「クオリーメン」を1957年に結成したのが始まり。
1960年に「ザ・ビートルズ」と改名、1962年にレコードデビュー。1970年に解散した。
デビュー直前のドラマー交代以後、基本編成として
- ジョン・レノン(リズムギター)
- ポール・マッカートニー(ベース)
- ジョージ・ハリソン(リードギター)
- リンゴ・スター(ドラムス)
という4人で活動を行った。
オリジナル曲は、すべてメンバーが作詞作曲を務めている。
リード・ボーカルは基本的に作詞作曲した者が担当しており、こちらに一覧がある。
全213曲中144曲(全体の約68%)は「レノン=マッカートニー」共同クレジット曲。
共作もしくは、どちらかのみが作詞・作曲をしても「レノン=マッカートニー」名義を使っている。
Michelle(ミッシェル)という曲
Michelle(ミッシェル)は、1965年12月に発売された6作目のアルバム『ラバー・ソウル』のA面に収録されている。
レノン=マッカートニー名義だが、主にポール・マッカートニーが書いた作品で、リード・ボーカルも彼が務める。
ミドルエイトのみジョン・レノンが書いている。
ビートルズの中で、フランス語が使用されている唯一の曲である。
本作は1967年度グラミー賞最優秀楽曲賞を獲得、米国ではアルバム『ラバー・ソウル』の中で最もラジオに流れた人気の楽曲となった。
Michelle(ミッシェル)の歌詞
Michelle, ma belle
These are words that go together well
My Michelle
Michelle, ma belle
Sont les mots qui vont tres bien ensemble
Tres bien ensemble
I love you, I love you, I love you
That's all I want to say
Until I find a way
I will say the only words I know that you'll understandMichelle, ma belle
Sont les mots qui vont tres bien ensemble
Tres bien ensemble
I need to, I need to, I need to
I need to make you see
Oh, what you mean to me
Until I do, I'm hoping you will know what I mean
I love youI want you, I want you, I want you
I think you know by now
I'll get to you somehow
Until I do, I'm telling you so you'll understand
Michelle, ma belle
Sont les mots qui vont tres bien ensemble
Tres bien ensemble
And I will say the only words I know that you'll understand
My Michelle
Michelle(ミッシェル)の歌詞和訳
ミシェル 僕の可愛い人
ピッタリな言葉だよ
僕のミシュル
*
ミシェル 僕の可愛い人
ピッタリな言葉だよ
とてもよく合うね
*
愛してる 愛してる 愛してる
言いたいことはそれだけ
他の言い方を見つけるまで
君が理解できそうな言葉だけを口にするよ
*
ミシェル 僕の可愛い人
ピッタリな言葉だよ
とてもよく合うね
*
どうしても どうしても どうしても
わかってもらう必要がある
僕にとって君がどれほど大切か
それまで 君がわかってくれるよう望み続けるよ
愛してる
*
君がほしい 君がほしい 君がほしい
そろそろ気づいたと思う
何とかして君に近づきたい
それまで伝え続ける きっと理解するさ
*
ミシェル 僕の可愛い人
ピッタリな言葉だよ
とてもよく合うね
*
君が理解できそうな言葉だけを口にする
僕のミシェル
和訳のチェックポイント(単語・文法など)
以下、和訳のチェックポイントをまとめておく。
まず
Michelle, ma belle
ミシェル 僕の可愛い人
These are words that go together well
ピッタリな言葉だよ
My Michelle
僕のミシュル
単語は
- go together well「よく合う」
「Michelle」と「ma belle」は韻を踏んでいて、響きが合うという意。
ちなみに「ma belle」はフランス語で
- My beauty(僕の美しい人)
という意味である。
続くフレーズもフランス語で
Michelle, ma belle
ミシェル 僕の可愛い人
Sont les mots qui vont tres bien ensemble
ピッタリな言葉だよ
Tres bien ensemble
とてもよく合うね
英語にそのまま置き換えると
Are words that go very well together
very well together
である。
また、この曲の制作におけるフランス語の監修は、ジョン・レノンにポール・マッカートニーを紹介したアイヴァン・ヴォーンの妻・ジャン=ヴォーンが行った。
I love you, I love you, I love you
愛してる 愛してる 愛してる
That's all I want to say
言いたいことはそれだけ
Until I find a way
他の言い方を見つけるまで
I will say the only words I know that you'll understand
君が理解できそうな言葉だけを口にするよ
内容から、ふたりは言葉の壁によって意思疎通が容易でないと理解できる。
I need to, I need to, I need to
どうしても どうしても どうしても
I need to make you see
わかってもらう必要がある
Oh, what you mean to me
僕にとって君がどれほど大切か
Until I do, I'm hoping you will know what I mean
それまで 君がわかってくれるよう望み続けるよ
I love you
愛してる
単語は
- make 人 V「人にVさせる」
- hope「期待する、望む」
- until「~まで」
である。
I want you, I want you, I want you
君がほしい 君がほしい 君がほしい
I think you know by now
そろそろ気づいたと思う
I'll get to you somehow
何とかして君に近づきたい
Until I do, I'm telling you so you'll understand
それまで伝え続ける きっと理解するさ
単語は
- by now「そろそろ」
- get to「なびかせる」
- somehow「何とかして」
である。
和訳した感想
ということで今回はBeatles(ビートルズ)の
- Michelle(ミッシェル)
の歌詞を和訳しました。
ちなみにこの曲は、誰か特定の女性を歌ってるのではないそうです。
ポール・マッカートニーの好きな「Michelle」という響きに合う単語をフランス語の監修を務めたジャン=ヴォーンに尋ねたところ
- ma belle(my beauty)
という答えが返ってきて、ラブソングにぴったりだとそのまま曲作りに流れていったのだとか。
ビートルズは『ラバー・ソウル』以後、ぐっと芸術性が高く、かつ遊び心を感じるような実験的な曲が増えていきます。
同アルバムなら、ジョン・レノンの『ノルウェーの森』などもおすすめです。