今回の記事では、嵐の
- Whenever You Call
の歌詞和訳をしていきます。
タイトルは「君が呼べばいつだって」という意になります。
どんなに遠く離れていても、君が呼べば僕が駆けつけて助けるよ、といった歌詞です。
この曲は、グループ活動を休止する嵐のためにブルーノ・マーズが書き下ろしたということで話題になっています。
彼は、過去の嵐の曲やライブパフォーマンスをチェックしたうえで曲の制作にあたったそうです。
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)って?
本名はピーター・ジーン・ヘルナンデス。
1985年アメリカ合衆国ハワイ州生まれの歌手である。
2歳の時に「ブルーノ」とあだ名を付けられて以来、ブルーノ・ヘルナンデスをステージネームとしていた。
2010年に発売した「Just the Way You Are」が大ヒット。
2011年、2014年にグラミー賞を受賞している人気シンガーである。
Whenever You Callという曲
「Whenever You Call」は、2020年9月にデジタルリリースされた嵐のシングル曲。
グループ活動を休止する嵐のために、ブルーノ・マーズが書き下ろしたということで話題となった。
嵐にとっては初めての全編英語歌詞による楽曲。
Whenever You Callの歌詞和訳
We don’t have to be together
一緒にいる必要なんてない
We could even be a thousand miles apart
ずっと遠く離れていたって
This, I promise you forever
こう誓うよ これから先も
I’ll always be the light that gets you out the dark
いつだって君を暗闇から連れ出す光になるって
*
No matter the time
どんなときも
No matter the place
どんな場所でも
There’s nothing in this world
この世界には存在しない
That could stand in my way
僕の行く手を妨げるものなんて
*
I’ll come running wherever you are
どこにだって駆けつける 君のいるところなら
My love for you ain’t never gonna change
君への愛は 決して変わらない
I’ll come running wherever you are
どこにだって駆けつける 君のいるところなら
Whenever you call
呼ばれたらいつだって
Girl, whenever you call my name
可愛い君へ 僕の名前を呼べばいつだって
*
I never said it would be easy
絶対に言えない 簡単だなんて
But your lovin’ is a love worth fighting for
でも 君の愛には闘う価値がある
And girl, I’ll fight for your heart all night and all day
闘うよ 君の心を求めて 昼も夜もずっと
Forever and more
ずっと永遠にね
*
サビ繰り返し
*
You don’t have to worry
心配なんてしなくていいよ
No, no, no, no, no
いいんだよ 心配しなくても
I’ll be there in a hurry
急いで駆けつける
Gonna catch you if you fall
君が落ちたら 僕が受け止めるから
Promise Imma give my all
約束するよ 僕のすべてを捧げるって
Let me be
僕に
Let me be
僕に
Let me be the one that you call
僕にしてくれないか 君が呼ぶ相手は
*
I’ll come running wherever you are
どこにだって駆けつける 君のいるところなら
My love for you ain’t never gonna change
君への愛は 決して変わらない
I’ll come running wherever you are
どこにだって駆けつける 君のいるところなら
Whenever you call
呼ばれたらいつだって
Girl, whenever you call my name
可愛い君へ 僕の名前を呼べばいつだって
和訳解説(文法・単語の意味など)
以下、単語の意味や文法の解説とする。
We don’t have to be together
一緒にいる必要なんてない
We could even be a thousand miles apart
ずっと遠く離れていたって
は、嵐というグループが休止することでファンとの距離が遠く離れてしまうことを仄めかしている。
また一緒にいた(be together)5人のメンバーがグループというまとまりではなくなることを指すともいえる。
- a thousand miles apart(千マイル遠く)
は実際に千マイル(約1609キロメートル)離れているという意味ではなく、それくらい「ずっと遠く」という意。
This, I promise you forever
こう誓うよ これから先も
I’ll always be the light that gets you out the dark
いつだって君を暗闇から連れ出す光になるって
「This」は下に続く英文を「promise(約束する)」という意。
「the light(that gets you out the dark)」の「that」は関係詞で後ろから「the light(光)」という名詞を修飾している。
「君を闇から連れ出す光」という意。
例えば、星が1光年(=約9兆キロメートル)離れていても地球から輝いて見えるように「光」は遠く離れていても、その輝きを確認することができる。
No matter the time
どんなときも
No matter the place
どんな場所でも
There’s nothing in this world
この世界には存在しない
That could stand in my way
僕の行く手を妨げるものなんて
「no matter (どんな~でも)」という意。
「There’s nothing in this world that could stand in my way」で一つの文となっている。
「stand in one's way(立ちふさがる、邪魔をする)」の意。
構造は
- There’s nothing(in this world)「世界には何もない」
の後ろから、関係詞の「that could stand in my way(僕の邪魔ができる)」が修飾している。
I’ll come running wherever you are
どこにだって駆けつける 君のいるところなら
My love for you ain’t never gonna change
君への愛は 決して変わらない
I’ll come running wherever you are
どこにだって駆けつける 君のいるところなら
Whenever you call
呼ばれたらいつだって
Girl, whenever you call my name
可愛い君へ 僕の名前を呼べばいつだって
単語は
- come running「走ってくる」
- wherever「どこへでも」
- gonna(going to)「~するつもり」
- whenever「いつだって」
である。
I never said it would be easy
絶対に言えない 簡単だなんて
But your lovin’ is a love worth fighting for
でも 君の愛には闘う価値がある
And girl, I’ll fight for your heart all night and all day
闘うよ 君の心を求めて 昼も夜もずっと
Forever and more
ずっと永遠にね
「worth ~ing」で「~する価値がある」という意。
ここでは後ろから「a love」を修飾している。
「fight for(のために戦う)」という意で、絶対に簡単なことじゃないが君の愛にはそれだけの価値があり、それを勝ち得るためなら僕はずっと闘い続けることができるという意。
You don’t have to worry
心配なんてしなくていいよ
No, no, no, no, no
いいんだよ 心配しなくても
「worry」は「心配する」の意。
「no」は前文から「No, you don't(have to worry)」と同じ意。
遠く離れていても、心配する必要はない。
何故なら
I’ll be there in a hurry
急いで駆けつける
Gonna catch you if you fall
君が落ちたら 僕が受け止めるから
「in a hurry(急いで)」の意。
君がふっと足を踏み外しても、必ず僕が助けてあげるからという意。
(=遠く傍にはいないように思えるかもしれないけど、いつも君を見守ってるということ)
Promise Imma give my all
約束するよ 僕のすべてを捧げるって
「Imma(=I'm going to)」は「~するつもりだ」という意。
Let me be the one that you call
僕にしてくれないか 君が呼ぶ相手は
「let 人 V'」で「人にV'させる(許可を与える)」という意の使役動詞。
「let」から始まるので命令形。
ここでは「be(~になる、~にする)」の意で使われているので「僕を~にして」ということ。
「the one」は「あの人」という意で「ある特定の人物」を意味する。
※例えば「運命の人」「恋人」という意でも「the one」を使う。ここではくどい訳になるのを避けて、あえて軽く「呼ぶ相手」と和訳した。
「that you call」は関係詞で後ろから「the one」を修飾し、どんな人かを補足している。
訳してみた感想
ということで今回はブルーノ・マーズが書き下ろした嵐の楽曲
- Whenever You Call
を訳してみました。
遠く離れていても(輝き続けて君を照らす)「光」となって導くという表現は、ブルーノ・マーズの歌詞っぽいと感じました。
物理的な距離を補完するように、視覚(光)と音(呼ぶ)といった要素で「君を大事に思っている」と伝える点も、ファンソングっぽい感じがしますね。
ブルーノ・マーズの曲は色々と和訳しましたが、この曲が一番簡単でした。
歌いやすく&わかりやすい英語を意識して、作られていると思います。
なので少しでもこの曲を聞いて、英語に興味をもったり、ブルーノ・マーズの他の曲を聞いてみようと考える人が増えるといいなとも思いました。