今回は、Chicago(シカゴ)の
- Hard To Say I'm Sorry
邦題は
- 素直になれなくて
タイトルは「It's hard for me to say I'm sorry」という歌詞の一部で「俺にはごめんと言うのが難しいんだ」が直訳になります。
距離を置こうと言われているのに、受け容れきれずにすがっている男性の曲です。
Chicago(シカゴ)とは?
Chicago(シカゴ)は、1967年にシカゴで結成。1969年にコロムビア・レコードからデビューしたアメリカのロックバンドである。
70年代の第一次黄金期では『長い夜』などヒットを飛ばすが、メンバーのテリー・キャスが事故死したのをきっかけに低迷。
その後、82年に『素直になれなくて』が大ヒットした。
デビューから50年以上経つ今もなお、活動を続けている稀有なバンドの1つである。
Hard To Say I'm Sorry(素直になれなくて)という曲
1982年に発表されたアルバム『ラヴ・ミー・トゥモロウ(シカゴ16)』に収録されている曲。低迷していたシカゴが7年ぶりに全米シングルチャートで1位を記録。
日本でも、オリコン洋楽シングルチャートで5週連続1位を獲得する大ヒットとなった。
三菱自動車をはじめ、過去何度か車のCMソングに起用されており、知名度の高い曲。
Hard To Say I'm Sorry(素直になれなくて)の歌詞
Everybody needs a little time away
I heard her say
From each other
Even lovers need a holiday
Far away from each otherHold me now
It's hard for me to say I'm sorry
I just want you to stayAfter all that we've been through
I will make it up to you
I promise toAnd after all that's been said and done
You're just a part of me I can't let goCouldn't stand to be kept away
Just for the day
From your body
Wouldn't want to be swept away
Far away from the one that I loveHold me now
It's hard for me to say I'm sorry
I just want you to know
Hold me now
I really want to tell you I'm sorry
I could never let you goAfter all that we've been through
I will make it up to you
I promise toAnd after all that's been said and done
You're just a part of me I can't let goAfter all that we've been through
I will make it up to you
I promise toYou're gonna be the lucky one
Hard To Say I'm Sorry(素直になれなくて)歌詞和訳
”誰だって必要とする 少しだけ離れる時間をね”彼女が言うのを聞いたんだ
”お互いに 恋人だって休暇がほしいものよ
それぞれが遠く離れるの”
*
抱きしめてくれ 今すぐに
俺には ごめんと言うのが難しくて
ただ君にいてほしいんだ
*
今まで色んなことを乗り越えてきた
これから君に償うから
約束するさ
*
何もかも言い尽くしてるけど つまりな
君は俺の一部なんだ
手放せないんだよ
*
我慢できるはずがない 一日たりとも
君の身体に触れられないなんて
なかったことにされたくないんだ
俺の愛するたった一人のひと
*
サビ繰り返し
*
君は幸せになるよ
和訳のチェックポイント(単語・文法など)
以下、和訳のチェックポイントをまとめておく。まず
"Everybody needs a little time away"単語は”誰だって必要とする 少しだけ離れる時間をね”
I heard her say
彼女が言うのを聞いたんだ
"From each other
お互いに
Even lovers need a holiday
恋人だって休暇がほしいものよ
Far away from each other"
それぞれが遠く離れるの”
- each other「互いに」
Hold me now曲のタイトルにもなっている部分は、形式主語なので抱きしめてくれ 今すぐに
It's hard for me to say I'm sorry
俺には ごめんと言うのが難しくて
I just want you to stay
ただ君にいてほしいんだ
- It's hard for me to say I'm sorry
「hard」は「難しい」で「for me」は「say」の主語にあたるので
- 俺にはごめんと言うのが難しい
彼女は距離を置くことを希望しているが、男側はそれを拒んでいるという流れ。
After all that we've been through単語は今まで色んなことを乗り越えてきた
I will make it up to you
これから君に償うから
I promise to
約束するさ
- have been through「色々なことを経験してきた」
- make it up「埋め合わせる」
- after「~の後で」(前置詞)
- all [ that we've been through ]
色々なことをすべて乗り越えた後(=この仲違いもその1つに過ぎないというニュアンス込み)自分の至らない点を償うから、ふたりの関係を続けようという意味。
And after all that's been said and doneここでも「after(後で)」の意味なっている。何もかも言い尽くしてるんだけど つまりさ
You're just a part of me I can't let go
君は俺の一部なんだ
手放せないんだよ
こちらの質問に解説が詳しい。
「すべてのことが言い尽くされ、なされた後(=もう弁解の余地もなく、どうしたらいいのか)」といったニュアンスで訳した。
Couldn't stand to be kept away単語はJust for the day
From your body
我慢できるはずがない 一日たりとも
君の身体に触れられないなんて
Wouldn't want to be swept away
Far away from the one that I loveなかったことにされたくないんだ
俺の愛するたった一人のひと
- stand「我慢する」
- keep away「近づけない」
- sweep away「(感情などを)消し去る」
訳してみた感想
ということで今回はChicago(シカゴ)- Hard To Say I'm Sorry(素直になれなくて)
曲自体はとても好きで、80年代の傑作バラードだと感じます。
が、歌詞に出てくる男性は少し苦手かな(汗)
女性が離れたいと主張してるのだから、本当に愛してるなら彼女の意思を尊重すべきでしょう。
それなのに自分のことばかり…
こういう口だけ達者なプライド高そうな男は信用したら痛い目遭う気がします。