今回の記事では、Ben E. King(ベン・E・キング)の
- Stand By Me(スタンド・バイ・ミー)
の歌詞を和訳したいと思います。
タイトルの意味は「僕のそばにいて」で、同名映画『スタンド・バイ・ミー』の主題歌として知られています。
Ben E. King(ベン・E・キング)とは?
Ben E. King(ベン・E・キング)は、アメリカ出身のソウル歌手。
(1938年9月28日 ~ 2015年4月30日)
1958年リードシンガーとしてドリフターズに加入し、1960年に脱退してソロ歌手へ転向。
1961年「スタンド・バイ・ミー」が大ヒットを記録した。
生前はベン・E・キング・スタンド・バイ・ミー財団を設立、慈善活動に励んでいたという。
Stand By Me(スタンド・バイ・ミー)という曲について Stand By Me(スタンド・バイ・ミー)は、1961年にリリースされた。
多くのアーティストによってカバーされており、例えば1975年ジョン・レノンがシングルリリースしていることでも有名。
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また、1986年に映画「スタンド・バイ・ミー」の主題歌に起用されたことによりリバイバルヒットを記録した。
ちなみに映画「スタンド・バイ・ミー」の原作は、スティーヴン・キング『恐怖の四季』に収められた秋の物語『THE BODY』である。
今もなお世界中で聞かれる名曲の1つともいえる。
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Stand By Me(スタンド・バイ・ミー)の歌詞
When the night has come And the land is dark And the moon is the only light we'll see No I won't be afraid Oh I won't be afraid Just as long as you stand, stand by me
So darlin' darlin' stand by me Oh stand by me Oh stand, stand by me, stand by me
If the sky that we look upon Should tumble and fall Or the mountain should crumble to the sea I won't cry, I won't cry No I won't shed a tear Just as long as you stand, stand by me
And darlin' darlin' stand by me Oh stand by me Whoa stand now, stand by me, stand by me
Darlin' darlin' stand by me Oh stand by me Oh stand now, stand by me, stand by me
Whenever you're in trouble just stand by me Oh stand by me Whoa stand now, oh stand, stand by me
Stand By Me(スタンド・バイ・ミー)の歌詞和訳
夜が訪れて
大地は闇に包まれ
僕たちにみえるのは、月明かりだけ
怖くない
怖がったりなんてしないよ
キミさえいれば ボクのそばにいてくれれば
*
そばにいて
そばにいてくれないか
ボクの隣に
そばにいてほしいんだ
*
もし頭上に広がる空が
ガラガラと崩れ落ちてきても
それか もしあの山が
バラバラに砕けて海に流れても
泣かないよ
泣いたりなんかしないさ
涙は流さないよ
ただキミさえいたら
ボクのそばにいてくれたら
*
(サビ繰り返し×2)
*
もし困ったことが起きたら
ボクのそばにおいでよ
ボクのそばに
今もそばに
そばにいて
ボクのそばにずっと…
和訳チェックポイント(単語の意味・文法など)
まず
When the night has come
夜が訪れて
And the land is dark
大地は闇に包まれ
And the moon is the only light we'll see
僕たちにみえるのは、月明かりだけ
No I won't be afraid
怖くない
Oh I won't be afraid
怖がったりなんてしないよ
Just as long as you stand, stand by me
キミさえいれば ボクのそばにいてくれれば
物語の冒頭のような歌詞。
最初は「has come」なので今既に夜が訪れて、目の前が闇に包まれており、月だけが輝いている光景を想像させる。
- I won't be afraid
は否定の意志の表れ。
どこか無理に強がっているような、そんな様子も浮かんでくる。
- as long as「~でありさえすれば」
は条件を表すので「君さえいれば」という訳に。
So darlin' darlin' stand by me Oh stand by me Oh stand, stand by me, stand by me
はそのままだが
- by「~のそばに」
という意味を中学生が覚えるのに最適なフレーズ。
If the sky that we look upon
もし頭上に広がる空が
Should tumble and fall
ガラガラと崩れ落ちてきても
Or the mountain should crumble to the sea
それかもしあの山がバラバラに砕けて海に流れても
I won't cry, I won't cry
泣かないよ 泣いたりなんかしないさ
No I won't shed a tear
涙は流さないよ
Just as long as you stand, stand by me
ただキミさえいたら ボクのそばにいてくれたら
最初の
If the sky that we look upon should tumble and fall the mountain should crumble to the sea
は高校生が仮定法「should」の用法を覚えるのに最適かもしれない。
- shouldの仮定法
- =ありえないことを妄想
と考えるとわかりやすい。
絶対にありえない事柄を仮定するような場合に使う。
ここでも、空が崩れ落ちてくることなんて絶対にありえないが…という流れ。
※ちなみに「the sky (that we look upon)」までがS(that節以下関係詞)
単語は
- tumble「転ぶ、崩れる」
- crumble「ぼろぼろに崩れる」
意味はほぼ同じだが、後者の方が細かくバラバラに粉砕するイメージで訳した。
「to the sea」から、その欠片が海に流れていく様子まで想像される。
- shed a tear「涙をこぼす」
他にも「shed」は「(動物など)自然に毛が抜け落ちる」「葉が自然に落ちる」そこから派生して「取り除く、減らす」という意味をもつ。
和訳してみた感想
今回は「スタンド・バイ・ミー」を和訳してみました。
出来る限り、映画「スタンド・バイ・ミー」のような男の子同士の友情を想起させるような和訳を心掛けたつもりです。
ですが
- 男女のラブソング
として訳すと、また別の雰囲気の和訳になると思います。
「スタンドバイミー」は好きな映画の1つで、歌詞を訳しながらもう1度見たくなってしまいました。
中学1年生のときに英語の先生がギターを持ち込んで、授業のはじめに歌わされたのを今でも覚えてます。
あの時は飽き飽きしていたが、改めて良い曲だなと感じるものがありました。
同年代(60年代)の曲では、同じく映画の主題歌として有名な
- Moon River
も好きな曲の1つです。
ヒロインを務めるオードリー・ヘップバーンのために作られた映画の挿入歌で、ふとしたときに口ずさみたくなる良さがあります。